[コラム]ものづくりの視点

vol.103“長野の技術を世界の空へ” シンガポールエアショー(Singapore Air Show 2012)が開幕
財団法人長野県テクノ財団 海外展開戦略支援オフィス プロデュ―サー
若林謙一

(2012年2月14日)

 世界3大エアショーのひとつ「シンガポールエアショー」がチャンギ・エキシビション・センターにて開幕しました。

 欧州の経済危機等を背景に減速ぎみの世界経済ではありますが、航空機市場は今後数十年にわたる成長が期待される産業分野とあって、世界から50カ国、900以上の企業が出展。次世代の制空権、ビジネスを賭けて熱い商談合戦が始まりました。

 オープニングセレモニーに立ったテオ・チーヒエン副首相(シンガポール)は、「東南アジアはアメリカに続く大きな航空機産業の市場になる。メンテナンス、修理、操縦士の教育、機材のリースなどにも投資をし、航空機産業の育成に力を入れていく。」と強調。世界市場を視野にいれた国家戦略と熱い決意をアピールしていました。

120217_1.jpg

120217_2.jpg


 長野県からは日本貿易振興機構(JETRO)のパビリオンに、インダストリーネットワーク(株)、(株)SPIエンジニアリング、(有)GEN CORPORATIONが出展。既に用意したパンフレットが足りないほどの盛況になっています。

 展示商談会は2月19日まで続き、週末のフィナーレにはシンガポールのブラックナイツらによるアクロバットのデモ飛行が予定されています。

120217_3.jpg

120217_4.jpg


【掲載日:2012年2月17日】

若林謙一

財団法人長野県テクノ財団 海外展開戦略支援オフィス プロデュ―サー