[サイプラススペシャル]187 決定!『ものづくり大賞NAGANO 2012』

長野県長野市

ものづくりNAGANO応援懇話会

『ものづくり大賞NAGANO』は、経済団体の代表や阿部知事らでつくる「ものづくりNAGANO応援懇話会」が、制定した地域に根ざした製造業を顕彰する表彰制度です。2012年が第3回目となります。
 4月から自薦他薦を含め応募を開始、『ものづくり大賞NAGANO2012』の大賞3社が決定しました。去る8月21日、第8回のものづくりNAGANO応援懇話会が開催、この大賞3社から、1社をグランプリに選考、引き続き表彰式を行いました。

大賞は3社

今年の『ものづくり大賞NAGANO』は、(五十音順に)真空ポンプなど製造する佐久市の樫山工業、精密プレス部品製造の諏訪市の太陽工業、センサーやモーターを手掛ける飯田市の多摩川精機の3社が、選ばれました。
各社には、ものづくり応援懇話会の座長を務める山浦愛幸氏長野県経営者協会会長から表彰状が、楯が阿部守一長野県知事から贈られました。

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そして、グランプリは?

大賞3社の中から特に優れた企業に贈られるグランプリには、多摩川精機が決定、安曇野ガラス工房でつくられた記念のトロフィーが贈られました。
ハイブリッド車のシングルシンで世界的なシェアを持つ多摩川精機ですが、宇宙開発や民間航空機の分野においても先進的な取り組みを続けていること、また新たに医療分野での取り組みをスタートさせるなど、長期的な経営姿勢が高く評価されました。
多摩川精機の萩本範文社長は「私たちは技術開発ということに力点を置いて、今まで企業活動してきました。厳しい時代の中にあって、こうした姿勢が評価されたと考えています。これからも頑張りたい」。と喜びを語りました。

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特別賞は

『ものづくり大賞NAGANO』には、企業だけではなく、個人団体を対象とした特別賞ももうけられています。今回の特別賞は「信州メディカル産業振興会」に贈られました。
信州メディカル産業振興会は、信州メディカルシーズ育成拠点として工業と医療の融合(=医工連携)による具体的な新事業創出を目的に産官学連携組織として立ち上げられた組織です。医療分野で求められている医療現場とものづくり現場との連携を進め、メディカル産業の振興を進めることは、長野県の次世代産業の創出にもつながります。大きな期待を込めての特別賞の受賞となりました。

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パネルディスカッションでは

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表彰式の後には大賞受賞各社によるパネルディスカッションも開催されました。「地域に根差したものづくり~長野県でしかできないものづくりとは~」をテーマに、各社の歩みや成長戦略、ものづくりの未来を担う人材育成などが紹介されました。阿部知事も「ぜひ、こうした取り組みを通じて、長野県のものづくり産業がますます発展していっていただきたいと思っています。」と語りました。

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【取材日:2012年8月21日】

企業データ

ものづくりNAGANO応援懇話会
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