長野県飯山市
マウスコンピューター
自分で考え、自分でつくる
自分だけのオリジナルパソコン
「緊張で手が震えます」「難しいけど、楽しい!」
夏休みのこどもたちが作っているのは、ホンモノのパソコン。こどもたちだけでなく、大人たちの表情も真剣そのもの。
8月2日(土)、マウスコンピューター飯山工場で開催された「親子パソコン組み立て教室」をご紹介します。
ノートパソコンに、デスクトップパソコン。今回の企画の特長のひとつが、好きなモデルをえらんで作る点です。「自分で考えて、自分でつくる、自分のパソコンです」と、マウスコンピューター小松永門社長。
マウスコンピューターは、BTOといって、お客さまお要望にあわせてオーダーメイドのパソコンをつくる会社。全国から受けた注文を長野県飯山市で組み立て、全国に発送しています。今回の企画は、マウスコンピューターだからこそできた企画です。
「一台一台違ったパソコンをつくっているメーカーなので、これを体験していただけます。実際に部品を選び、組み立て、パソコンを使うところまで、楽しさを実感してもらいたい」と、小松社長。パソコンの頭脳CPUや記憶装置のハードディスクなども自分たちで選び、組み立て現場でえらんだ部品を受け取るところからスタートする徹底ぶりです。
毎年夏休みに開催するこの企画も、今年で5回目。参加できるこどもは小学6年生限定...にも関わらず大人気で、多数の応募がありました。抽選で選ばれた親子21組が参加。地元のみならず、東京、愛知、兵庫など全国から集まった参加者が、午前・午後の2回にわかれて組み立てを体験しました。
地元飯山市も、地元のものづくり企業のイベントを後押し。
開校の挨拶は飯山市長が担当し、飯山市経済部長の山崎美典さんも「旅行を楽しみながら、そういった気分でパソコン教室に親子で参加いただける。本当に次の世代の飯山ファンをつくると、ありがたい取り組みだと思います」と、来春に控えた新幹線開通もふくめ、大きな期待を寄せています。
「ネジをはめるのが難しい」「組み立ててはめるのが楽しい」
パソコン組み立てと聞けば、詳しい知識がないと難しいと思われがちですが、ふだん飯山工場で組み立てを担当している社員の方々が先生役なので安心です。自分たちで選んだハードディスクや、CPUをボディに入れて、最後に動作確認をすれば完成。はやい人は、開始から1時間ほどで組みあがりました。
「ケータイやスマホがもっと便利になって、パソコンを使わない...という声もありますが、実は逆。スマホやタブレットで見ている文字や映像は、パソコンでつくられています。パソコンが使えることはこれからもっと大事になるはずなので、もっとパソコンのファンになってほしいです」と、小松社長。
ふだんできない貴重な体験。飯山で、最高の夏休みの思い出が出来たようです。
株式会社マウスコンピューター
【飯山工場】長野県飯山市木島500番地
http://www.mouse-jp.co.jp/