同社の加工している金属製品は幅広い分野に供給され活躍している。
自動車の変速機やエンジン部品の製造装置、半導体の実装機械、液晶製造装置などに使用される難度の高い大型の鉄・ステンレス・アルミや鋳物・製缶物の精密機械加工、精密研削加工など多岐にわたっている。

産業用機械や医療・半導体関連装置、医療機器などに使用される比較的大き目の製品を製造している鬨一精機だが同社の特徴は「精度の高い加工技術」だ。
加工から研磨まで一貫して作業して高精度な製品を最終的に供給することにこだわりを持っている。

今後の鬨一精機について近藤社長は納品のタイミングがポイントだという。
引き続き精度の高いものを造るのは当然としてユーザーのニーズに沿って短い納期にも対応できる能力を社内に整備したいという。
また、納期以外でも得意先のニーズに際して従来できないと言ってきたことに挑戦し少しでも多くのことができるようにすることが今後の重要な課題になっているという。