[サイプラススペシャル]395 歴史的な建造物の屋根瓦の修復が得意 昔ながらの工法を引き継ぐ

長野県長野市

綿内瓦工業

一般住宅の屋根の瓦葺きから神社仏閣など文化財の屋根瓦の修復まで、幅広く屋根瓦工事を担っているのが長野市に本社を置く綿内瓦工業です。

取材後記

昔ながらの工法

創業は昭和10年で西宮会長は三代目にあたり、同社が力を入れているのが神社仏閣などの建造物の屋根瓦の修復工事です。
西宮会長によれば、古い建物の屋根は見た目以上におうとつがあり、修復する場合にも瓦の高さを一定にするために土をあげて、土で高さなどを調整する昔ながらの工法を採用しています。

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幅広い施工事例

伝統的な技による修復工事は、神社仏閣だけでなく、江戸時代の名残を残す武家屋敷や明治・大正の商家などの、屋根の修復工事にも広がっています。
長野市指定有形文化財に指定されている松代の寺町商家の建造物もその一つです。

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リサイクル事業

綿内瓦工業はリサイクル事業にも積極的で、不要になった瓦を細かく破砕できる機械を導入しています。細かく砕かれた粒は、大きさによりガーデニングや道路などに利用されています。

また、鬼瓦などもストックして、必要な時に再利用することも手掛けています。

今後も古い建造物や文化財の屋根の修復工事に要求される伝統的な職人技を大事に継承しながら、公共建造物・一般住宅まで屋根瓦の様々な工事に対応します。

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【取材日:2016年9月15日】

企業データ

綿内瓦工業
TEL:026-282-2148
http://www.watauchi.jp