[サイプラススペシャル]405 鳥獣撃退装置「畑の番人ロボ」 猿、イノシシ、シカから畑を守る

飯田市

有限会社 三笠エンジニアリング

昭和49年に設立され各種自動制御装置の開発、設計を主な業務としている 三笠エンジニアリングはこのほど猿やイノシシなどから畑や作物を守る鳥獣撃退装置「畑の番人ロボ」を開発、製造しました。 同社は、キノコ液体種菌接種機を開発し平成25年には飯田市から環境配慮型製品の認定を受けています。

取材後記

3つの機能

社会問題にもなっている猿、イノシシ、シカなどの鳥獣被害から畑や作物を守るために開発された鳥獣撃退装置「畑の番人ロボ」は3つの機能を持っています。 最初は、鳥獣が嫌う超音波を発し強力なバリアを張ります。次はセンサーで侵入をキャッチし煙火音や空砲音で威嚇します。
さらに第3段階では粘土で作った"つぶて"を発射して追い払います。
電源はバッテリーかAC100Vでソーラーシステムでの対応も可能になっています。

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ハト用の新製品開発中

長野県のような谷や傾斜地など山間地が多いエリアでは電気柵の設置が難しく超音波のバリアを張る「畑の番人ロボ」への期待は大きく製品の価値を高めています。
伊本政芳社長によれば「ハトの糞からマンションのベランダなどを守る新製品も現在開発中」とのことです。

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【取材日:2016年11月24日】

企業データ

有限会社 三笠エンジニアリング
〒395-0151 長野県飯田市北方136-12 TEL:0265-23-4766
http://www.mikasa-engineering.co.jp/