[サイプラススペシャル]444 電子部品こだわりの一貫生産 クルマからスマホまで見えないところにメイドイン長野

長野県長野市

シンエイ・ハイテック

めっき量産技術を核に
プレス・成形・組立まで自社内一貫生産

「車からスマホまで、一貫生産にこだわっています」
めっき量産技術を核に、プレス・成型・組み立ての一貫生産。
「YES!ものづくり」今回は、長野市のシンエイ・ハイテックをご紹介します。

一貫生産体制に磨きをかける

自分のところでなんでもカタチに

1994年創業のシンエイ・ハイテックは、スマホ、パソコン、タブレットなどの電子機器のコネクタや、クルマの機器の電子部品製造を行なうものづくり企業です。
小林健一社長にその会社の特長を伺いました。

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「自分のところで何でも好きなものができる。好きなもの、思っているもの、考えているものを『カタチ』にすることができる。SF映画に出てくるような、そういう難しいものづくりまでチャレンジできる会社です」

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設備も自社内で開発設計

小林社長が「SF映画に出てくるようなものまでチャレンジできる」というシンエイ・ハイテックのものづくり。
それを可能にするのが、サブミクロンの精度を持つスポットめっきやプラスチック加工、組み立てなどの確かな技術と「一貫生産」へのこだわりです。

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「自社内で一貫生産することができるということと、一貫生産をする設備も自社内で設計開発できるということです。」と小林社長。部品メーカは分業制が多く、プレス加工の専門会社や、めっき工程を得意とする企業などが一般的です。
従業員145人、売上35億のシンエイ・ハイテック。この規模で、一つの部品を最後まで仕上げることができる企業は珍しいと言います。一貫生産を行うためには、ものづくりの自動機器も自社開発できるチカラが必要。シンエイ・ハイテックは自社内での部品製造にこだわり、技術力を高めています。

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長野発「小さな部品」が世界に

メイドイン長野にこだわる

一貫生産とならぶシンエイ・ハイテックのこだわりは「メイドイン長野」です。
部品製造の多くが、安い海外への流れる中、シンエイ・ハイテックはすべて長野県内の工場で生産しています。長野でつくられた部品が、中国、台湾のスマホメーカーでも採用されています。

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「長野から世界向けて、世界のどこでもできないような技術を長野から、発信していきたい」と、小林社長。
国内自動車メーカーとの共同開発など、長野の技術が世界のものづくりを支えています。

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「社員づくり」「人づくり」にこだわる

世界に発信するため、小林社長が期待しているのは、次世代のリーダー。シンエイ・ハイテックは"社員づくり"社員教育に力を注ぎます。
「技術・技能、こだわりの技術のほかに世界の人たちに負けない社員づくりにこだわって『人づくり』に励んでいます」と、小林社長。

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営業技術課長の小林政巳さんも「若い社員がトップクラスのお客様と対等に会話ができ、シンエイの技術をPRできるというところが一番うちの強み」と、コメント。一貫生産できる技術と、若いうちから活躍できる職場。社員づくり、人づくりがシンエイを支えています。

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メイドイン長野の小さな部品が、世界中で使われている。世界でシンエイ・ハイテックは長野から世界へ挑戦します。

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【取材日:2017年08月02日】

企業データ

株式会社 シンエイ・ハイテック
〒381-0012 長野県長野市大字柳原1625-2 TEL:026-263-3355
http://www.shi-hitec.com/