[サイプラススペシャル]452 「端子台」国内トップシェア  日本中の信号機で使われる

長野県岡谷市

東洋技研

メイドイン諏訪と一貫生産にこだわって
あらゆる電気の配線に不可欠な端子台をつくる

「メイドイン諏訪にこだわって、日本中の信号機で使われる部品を造っています」 あらゆる電気の配線をつなぐ時に不可欠な工業用の「端子台」。
「YES!ものづくり」今回は岡谷市の東洋技研をご紹介します。

みえないところで暮らしをささえる「端子台」

「端子台」って?

工業用端子台を主力製品として作り続け、
国内でトップシェアをほこる専門メーカーが岡谷市の東洋技研です。

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ところで「端子台」っていったいどんなものなんでしょうか?
設計担当の中條稔也さんに伺いました。

「端子台は電気が流れるところではほとんど必ず使われています。
たとえば、工場にある様々な装置を動かすために、必ず端子台を中継して電気が流れています。 工場以外でも、身近なところでは『信号機』。 ここでは東洋技研でつくられた端子盤が活躍していますし、ほかにも機械の中、ビルの中などいろんな場所で活躍している製品です」

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つくる機械まで自社でつくる!

東洋技研では、企画設計から、金型製造・プレス・組立・検査まで、一貫して社内で行う内製化を進めています。工作機械も社長自ら手掛けるなど、多くを社内で設計開発しているのが大きな強みです。

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生産担当の赤羽英理さんにものづくりの「こだわり」を伺いました。

「東洋技研では社長はじめ全員で『メイドイン諏訪』にこだわっています。組み立てだけでなく、構成する部品から金型まで、社内でつくる『内製化』にかなり力を入れています。社内で対応すれば、もちろんコストダウンにも繋がりますし組み立て機械も社内で作っているので修理やメンテナンスなどの対応が格段に速くなります」

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どこにも負けない「良いもの」をつくる

つくっているのは4万5千種類!!

使われる場所によって、配線の数もサイズも違います。東洋技研のカタログに掲載される商品の数は、およそ45,000種類。特に端子台は年間6千万台を生産し、国内でトップシェアです。

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いつも新しいものを

花岡孝社長にものづくりへの「想い」を伺いました。

「どこにも負けない良いものを開発してお客さんに喜ばれるような端子を一生懸命つくって、それで、いつも新しいものを開発し競争ですから負けないように頑張ってやっている」

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東洋技研は、一貫生産を強みにメイドイン諏訪の端子台を造り続けます!

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【取材日:2017年09月20日】

企業データ

東洋技研株式会社
〒394-0081 長野県岡谷市長地権現町4-8-7  TEL:0266-27-2012
https://www.togi.co.jp/