[サイプラススペシャル]487 生そば鮮度 工程にこだわり 八ヶ岳山麓でそば製造

長野県茅野市

株式会社渡辺製麺

そばなど麺の製造・販売をする茅野市の渡辺製麺。こだわりは鮮度につながるという麺製造時の温度管理。立地を生かした八ヶ岳山麓の水源利用も売りにしています。また、そばの直営店も運営しながら新製品の開発につなげています。

取材後記

製法にこだわり

渡辺製麺の創業は1949年。現在はラーメン店チェーン「博多一風堂」を展開する力の源ホールディングスに属しています。

主力の生そばは、1日に2万から2万5000食を生産。その工程でのこだわりは温度管理。製造ラインで、通常は25度前後になる生地をいったん10度前後に冷やしています。その理由は「鮮度が保たれる」とのこと。

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八ヶ岳山麓の水源を利用

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渡辺製麺は、八ヶ岳から引いている水源も売りにしています。

この水について製造本部グループリーダーの平賀正朗さんは「軟水で、特長としている麺にしっとり感や滑らかさが出る」と話します。

直営店を運営 新製品の開発につなげる

渡辺製麺は諏訪市など長野県内3か所でそば店を運営しています。開発した新製品を投入して、来店客の反応が確かめられることもメリットのひとつということです。

製麺の技術を高めようと、関連する資格取得を全社的に進めていて、平賀さんは「そばに対する知識や技術が身に付けることはもちろん、新製品に対しての提案に結びつくと考えている」と話します。

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【取材日:2018年6月25日】

企業データ

株式会社渡辺製麺
長野県茅野市北山4724 TEL:0266-78-2331
http://www.watanabeseimen.co.jp