編集部より

駒ヶ根の青空がよく似合う

泰成電機工業

乾式遮音二重床は「かんしきしゃおんにじゅうゆか」と読みます。泰成電機工業には工法・仕組みではなく「フロアーシステム」と呼ばれる二重床の技術があります。

「人が住む住宅として、何がいいのか。イメージではなく提供したい」

住宅建設のキーワードは数多くありますが、『床』から最良の住宅を提供する。それが泰成です。

外断熱・遮音性や耐震性に優れている。リサイクル素材を使用する。繰り返しリニューアル可能な床材の提供する。これらの実践によって環境にやさしいフロアー「システム」が出来上がります。シェア国内トップにもかかわらず、社長は「(社名は)知る人が知ればいい、知らない人は知らなくてもいい。」とおっしゃいます。

社名の「電機」は、スピーカメーカーからスタートした会社の歴史を物語ります。「工業」は1銭1円単位の工場が会社の基本、工業から離れたくないという思いが現れています。

「泰成の製品を扱う商社・大工さんが増えれば、製品の製造を担当している会社の雇用が増える。この駒ヶ根がトータルで豊かになる。視察・訪問者が増えればホテル・旅館が潤う。イベントが開催されればお土産が売れる。自分たち単体ではなく3万人がかかわってくる。企業は大きな付加価値を生むポータルサイトでもある」

最近はモンゴルからも引き合いが来ているそうです。

「自分たちの守備をきちんと守る」青空が似合う町、駒ヶ根の地に根をはるものづくりです。

社長の明るい人柄は会社全体に行きわたっています。

縁の下はこんなふうになっています。

(2008年7月24日)