[サイプラススペシャル]283 国産原料と北アルプスの豊富な伏流水で製造するこんにゃく 多様なニーズにこたえる幅広い製品

長野県松本市

上州屋

日本の伝統的な食文化を支え日常の食卓に欠かせない食材「こんにゃく」。
松本市にある上州屋は昭和27年に創業され今年で62年を迎える。創業者が群馬出身であることが社名の由来だ。
創業以来培ったノウハウをもとに伝統を大事にしながら現代の多様なニーズにあった商品づくりをすすめている。

取材後記


専務取締役 中野英二

原料はすべて国産を使用

ポピュラーな「こんにゃく」「しらたき」をはじめ「さしみこんにゃく」などの涼味製品から「こんにゃく麺」や「デザート」まで80種類にのぼる幅広い製品を本社工場で生産している。


北アルプスの伏流水を使用

上州屋のこんにゃくの特徴は材料をすべて国産のものを使用していること、こんにゃくの主な成分である水が北アルプスの豊富な伏流水を使用しているため美味しい製品ができる点だ。


商品開発で新しい市場を開拓

こんにゃくを材料にコラーゲンを練りこんだ新しい製品であるラーメン、パスタなどは健康と美容のニーズに応えた商品として注目を浴びている。 

今後は、こんにゃくの成分を活用した新しい製品や調理の利便性を追求した新製品の開発を更に進める方針だ。

販路についてもスーパーなど小売店だけでなく外食産業や惣菜産業への進出を狙い業務用の製造にも力を入れたいという。

自動化の進んだ工場

こんにゃくの材料はこんにゃく芋の粉だ。

この粉に水を加えて溶きしばらくねかせ、凝固剤を入れて練り合わせたものをパック詰めし成形機に入れ80度の湯でボイルして完成する。

工場ではこの一連の工程が自動化され次々に製品が出来上がっていく。

【取材日:2014年07月08日】

企業データ

株式会社 上州屋
長野県松本市島内3469-1 TEL:0263-47-6581
http://www.joushuya.co.jp