[サイプラススペシャル]335 自社ブランド「ERMINEアーミン」を開発 エナジーハーベストの技術

塩尻市

アイテック

1981年に自動車エンジン部品の製造でスタートしたアイテック。自動車電話の普及などを踏まえて無線通信の方向に業務をシフトし、レストランのオーダーコールシステムなど従来からの受託開発・製造を継続しつつ、新たに無線を使用した自社製品「ERMINEアーミン」ブランドの開発・生産を始めた。

取材後記

各種無線センサーの製品

太陽光や磁界の変化など周囲の微弱なエネルギーを有用な電力に変える「環境発電」の技術、いわゆるエナジーハーベストを活かして温度や湿度、明るさ、人の感知、ドア開閉状況の感知など、居住環境に関する様々なセンサー関連の製品を開発している。 電池やバッテリーなどを使わないで無線データを送信する各種センサー製品は、自社ブランド「アーミン」として生産、販売が行われている。

製品写真と写真

高齢者見守りシステム

特に高齢者の生活リズムを見守るシステム「みまも郎」は同社の期待の製品となっている。「みまも郎」はアーミンセンサー類を使って様々な生活データを収集し、遠隔地のスマートフォンなどにメールで知らせたり、緊急時にボタンを押すことで緊急メールを送信するなどの機能を持っている。グループホームなど老人健康施設やひとり暮らしの老人宅などで需要が高まっている。

製品写真

工場内

自社製品の比率をアップ

アイテックのものづくりへのこだわりは、エナージーハーベストを使った無線技術を活かした各種センサーの自社製品の比重を更に高めていくこと、品質へのこだわりを引き続き徹底していくことだ。

工場写真

集合写真

【取材日:2015年7月24日】

企業データ

アイテック株式会社
〒399-0702 塩尻市広丘野村1953番地
http://www.ermine.biz/