[サイプラススペシャル]336 親子で参加する工場見学と料理教室 地元の食材と加工食品に触れる

長野県長野市

長野興農

長野市にある長野興農は地元の農産物をジュースや瓶詰に加工して販売する会社。この長野興農が8月4日、親子で参加するツアーを実施しました。えのき茸の栽培センターとこれをなめ茸に加工する自社工場を見学した後、なめ茸を使った料理教室を開催し、自分たちで作った料理を親子で味わいました。

取材後記

えのき茸の生産現場を見学

まず訪れたのが、中野市にあるえのき茸の生産現場。長野県のえのき茸生産量は全国一位で、その中でも中野市は非常に生産が盛んな地域として知られています。培地と呼ばれる瓶に詰められた培養物に菌を植え付け、徐々にえのき茸に成長していく過程を見学。最後はもぎ取りも体験しました。

えのき茸もぎとり

工場でなめ茸に加工する様子も

その後長野興農須坂工場に移動。この工場では県内で収穫されたえのき茸を、なめ茸に加工しています。えのき茸をカットして洗浄した後、味付けと煮込みをしてガラス瓶に充填していきます。これらの過程で不純物が混入していないかをしっかりチェックして、殺菌などを行った後、ラベルを貼って箱詰めされ出荷されていきます。子供たちは一連の工程を見ながら、熱心にメモを取っていました。

なめ茸生産ライン・聞き入るこども達

なめ茸やジュースを使った料理教室

工場見学が終わって参加者がやってきたのは、長野市にある長野都市ガスのショールーム。ここで先程加工されたなめ茸やジュースなどの長野興農の商品を活用した料理教室が行われました。指導するのはクッキングコーディネーターの浜このみ先生。参加した子供たちが自分たちで作れるように、簡単で美味しいレシピを考えていただきました。

浜先生説明・料理風景

自分たちで作ったお料理で舌鼓

浜先生に教わったレシピでお料理をした後は、いよいよ待ちに待った昼食。なめ茸を使ったスパゲティやジュースを使ったゼリーなど、自分たちが作ったメニューを親子そろって美味しくいただきました。参加者の皆さんは、使った食材がどのようにして作られているかを学んだ後だったので、より身近に感じて食べることが出来たと言っていました。

浜先生説明・料理風景

食育活動の一環として実施

このツアーを主催した長野興農では、自社で製造した加工食品に親しんでもらい、それにより「地産地消」を意識してもらえることを願っています。製造現場を見てもらうことで食の安全・安心を実感してもらうことも、大きな目的の一つです。参加者の皆さんからは「今まで以上に地元の食べ物に対する愛着を持つことが出来ました」などの意見が多く寄せられ、地元食材を改めて見直す良い機会となったようです。

YES!

【取材日:2015年8月4日】

企業データ

長野興農株式会社
〒381-2206 長野市青木島町綱島765-2 ℡026-228-1236
http://www.naganokono.co.jp/