品種ごとに7種類あるりんごジュース
松川町のまし野地区はもともと入植し開墾された開拓地であった。
ジュースの原料となるリンゴ、梨、桃などの果物は天竜川沿いから標高の高い山沿いのエリアまで水はけの良い河岸段丘で育ち味も良く松川町は長野県内屈指の果物の一大生産地となっている。
リンゴ以外にも巨峰、ラ・フランス、ブルーベリーなどのジュースも生産
まし野ワインでは地元松川町で収穫される多様なリンゴの品種にあわせてふじやつがるなど7種類もの品種毎のジュースを搾って製品化している。
また、リンゴ以外にも巨峰、ラ・フランス、ブルーベリーなどのジュースも生産している。
やまぶどうワイン、リンゴのシードルなど個性豊かな製品群
地元産のリンゴを使ったワイン、シードルはまし野ワインの主力製品だ。
糖度の高い、低いなど材料となるリンゴの種類によってリンゴワインの味も微妙に違うテーストになるという。
特に松川町の13種類のリンゴを材料として造られているシードルは地元期待の商品となっている。
また、複数のやまぶどうを材料として造られているやまぶどうワイン「エクセレント山葡萄」は希少価値の高い製品で長野県原産地呼称管理制度で認定された一品となっている。
標高700mの自社ワイン畑
日照時間の長い標高700mの東向き斜面の自社畑では「シャルドネ」、「メルロー」「信濃リースリング」などワイン専用の品種の栽培が行われ本格的なワインが醸造されている。
カベルネ・ソービニヨンとメルローがバランスよくブレンドされた「まし野ルージュ」はまし野ワインのフラッグワインとなっている。
地域の食品加工の要を担う
地元松川町の美味しい果物を活かしたジュース、シードル、ワインなどの加工、醸造を担うまし野ワイン。今後も下伊那唯一のワイナリーとして地域の振興に役立っていきたいという。ワイナリーを訪れる観光客のために始めたヤギの飼育もその一つでワインにあうシェーブルチーズを生産する予定だ。