[サイプラススペシャル]359 「金型」をベースに最先端に挑戦し続ける 金属部品加工から液晶・半導体製造装置まで

長野県茅野市

野村ユニソン

「ものづくり大賞NAGANO2015」グランプリ受賞
ダンスロボットや最先端の産業機械など最先端を支えるのは?

リモートカメラヘッドに、ダンスロボットに、産業機械まで様々なもの製造する野村ユニソン。
長野県のスゴイものづくりを紹介するSBC信越放送「YES!ものづくり」
今回は、「ものづくり大賞NAGANO2015」グランプリを受賞した野村ユニソンをご紹介します。

「諏訪」のものづくり 世界へ 未来へ

原点は「金型」

代表取締役野村稔社長

茅野市の野村ユニソンは、金属部品加工から、液晶・半導体などの製造装置まで手掛けるものづくり企業です。
ものづくり「守備範囲」の広さに驚きますが、その原点はどこにあるのでしょうか?
代表取締役野村稔社長に伺いました。

野村ユニソン 「原点は、素形材加工です。金型をつくり、鍛造だとかダイカストで部品をつくる。現在でも素形材ユニット事業部として事業の柱の一つになっていますが、この『金型』が我々が様々な展開をしていった原点です」

野村ユニソン

なぜ?ダンスロボット開発

ダンスロボット

金型を原点に、金属加工という地道なものづくりを現在も続ける野村ユニソンは、最先端事業にも積極的に挑戦しています。
そのひとつがダンスパートナーロボット。愛・地球博をはじめ、世界中のフェスタに参加し、大きな注目を集めました。
しかし、なぜロボット開発したのでしょうか?野村社長に伺いました。

「ダンスロボットは、ただ人間とダンスをするロボットをつくったわけではありません。ロボットが人の気持ちを理解したり、人間と協調したりという、これからの生活関連分野のあるべき姿を目指す開発でした。そういう形になっていくことが大事だということを訴えたかった」

ピック&プレイスユニット

ダンスロボット製造の技術は、他の製造装置の開発に大きく役立っています。
STエンジニアリング事業部の市瀬清喬さんが開発する新商品について伺いました。
「こちらはピック&プレイスユニットです。小さな部品を整列させたり、小さな部品を組んだりするときに使われます」

「人に喜んでもらえる」ことがビジネスチャンス

代表取締役野村稔社長

事業領域をさらに広げる野村ユニソン。
現在売上の3分の1までを占めるまで成長したのがワイン事業です。
フランスでワイナリーも経営し、信州から世界に挑戦を続けています。
金型から、製造装置、さらにワインまで、幅広いものづくりを展開する野村ユニソンのリーダー野村社長に、今後の夢を伺いました。
ワイン事業

「我々が目指すのは、世の中のためになること。人様が喜んでいただけることが必ずビジネスチャンスになる。医療だとか福祉だとか航空宇宙だとかですね、我々の技術を活かしてやれる分野にやっていきたい。」

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【取材日:2015年12月24日】

企業データ

野村ユニソン株式会社
長野県茅野市ちの650番地 TEL:0266-72-6151
http://www.nomura-g.co.jp/