[サイプラススペシャル]360 安曇野新工場が稼働 多品種少ロット生産を目指す ニーズからウオンツへ

長野県安曇野市

協和ダンボール

岐阜県の恵那市にグループ企業の本社

安曇野市に本社のある協和段ボールは岐阜県の恵那に本社を持つKYOWAグループの企業の一つで現在も稼働している千曲市にある段ボールの包装工場が前身。1978年に松本に本社工場をつくり創業した。

取材後記

業界初の機能を持つ安曇野新工場

2015年11月には安曇野市に業界初となる気圧を変動させて異物の混入を防ぐ最新設備の新工場を稼働させ食品や医療関係の得意先の安全・安心のニーズに応える体制を整えている。
同社は1日に東京ドームの2倍にあたる面積の段ボールケースとシートを生産する能力を持っている。

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段ボールケースから販売促進用什器まで

ダンボール製造はまず製紙メーカーから原紙を購入しコルゲートマシーンで三層のシートを造るところから始まり、客先のニーズに応じてダンボール箱の印刷も行ない段ボールケースを出荷している。
主な納品先は精密電子などの機械関連のメーカーから青果物などの農業関係、食品、日用雑貨まで幅広く、グループ全体では各種POP、ディスプレイ、店頭看板などの販売促進用什器が多くなっている。

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可能性への挑戦

客先のニーズに応えるのは当然でウオンツを掘り起こすことが重要だと銭廣工場長は言う。こうした同社のコンセプトから産まれているのがダンボール製品で造った迷路やアウトドアで威力を発揮するソーラークッカーなどのオリジナル製品だ。

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包装・物流コストのトータルでの削減を担う

グループ企業の今年のテーマは「独自性」の発揮だ。同業他社と違うオリジナルの強みを発揮した包装材、製品づくりを進めたいという。
また、客先からの信頼を基に製品の包装、保管、物流をトータルで受託し総物流コストの削減を担う役割をはたすことを目標にしている。

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【取材日:2016年1月14日】

企業データ

協和ダンボール株式会社
〒399-8212 長野県安曇野市堀金三田3558-2 TEL:0263-72-7373
http://www.kyowa-d.co.jp