[サイプラススペシャル]393 現場のニーズを形にする製品づくり LED利用の工事現場の表示板

長野県長野市

ティオック

長野市に本社のあるティオックは道路工事などの建設現場に設置する
標識やサインなどを設計・製造する会社で長野県内を中心に完成品を販売しています。

取材後記

主力製品はソーラーを使用したLED電光盤で遠くからも良く見えることが重要なため大型化も進んできています。
また、熱中症対策用で「環境表示器」を開発し工事現場の気温、湿度、振動、騒音などの4種類のデータを自動計測して表示しています。

社長・製品

ヘリマシステム

今秋、同社では工事現場や物流現場で作業しているスタッフの事故を未然に防ぎ安全な職場環境を確保するために特殊無線仕様の「ヘリマシステム」を開発しました。
これは、現場に配属される作業スタッフがかぶるヘルメットの3ヶ所に設置したLEDがシャベルカーなどの重機が危険なエリアに侵入すると無線システムが稼働して赤色に変わり作業員に危険を知らせるLED内蔵型のヘルメットです。
夜間の作業や見通しの悪い場所での作業での事故の事前防止に役立つ新製品として長野県内外で開催されている発表会で注目を集めています。

システム図・ヘルメット

現場のニーズ

ティオックのこだわりは工事現場にあるニーズをつかみ製品化することです。金沢社長によれば「現場の声をいかに吸い上げるか」がポイントだと言います。
今後は、様々な電子機器とインターネットを組み合わせた製品で工事現場のニーズに応えた新たな製品づくりが期待されます。

作業
集合写真

【取材日:2016年09月01日】

企業データ

株式会社ティオック
〒381-2241 長野県長野市青木島町青木島乙850-1 TEL:026-283-5970
http://www.tiock.co.jp/