長野県飯田市
喜久水酒造
飯田市に本社のある喜久水酒造は飯田下伊那エリアで唯一の日本酒の酒蔵です。昭和19年に地元の37の酒蔵が企業合同で誕生し「喜久水」のブランドは投票によって決まった銘柄です。
このため、喜久水酒造は日本酒だけでなく焼酎、果実酒、リキュールなどの製造免許も持ち地元に愛される酒蔵として幅広い製品を世に出しています。
喜久水の日本酒づくりのこだわりは"地域の皆様が誇れる地酒"づくりにあります。「美山錦」や幻の酒造好適米「高嶺錦」など地元産の酒米を自社で精米し、名水百選にも選ばれている「猿蔵の泉」を産みだしている中央アルプスの清冽な伏流水を使って造る酒は喜久水の特徴であるやわらかな味わいを出しています。
「全国燗酒コンテスト2016」で同社は4部門中3部門で入賞し本醸造にごり酒「白貴天龍」は特殊燗酒部門で最高金賞を受賞しました。
焼酎も材料となる「そば」「いも」も地元産の材料を使用し南信州の気候風土の香りが製品に溶け込んでいます。
飯田下伊那地方は県内でも有数のリンゴの産地です。喜久水酒造はこうした地元産のリンゴを材料とした「シードル」を今春に製造、販売を開始しました。特徴は、後からガスを充填する製法をとっているため品質が一定し味が変わりにくいことにあります。
加藤昇社長は、今後について「地産地消をモットーに地域に愛される酒づくりを引き続き追求し、親子三代四代と飲んでもらえる久しく喜ばれる酒づくり」を目指したいと言います。
喜久水酒造株式会社
〒395-0807 長野県飯田市鼎切石4293 TEL:0265-22-2300
http://www.kikusuisake.co.jp/