[サイプラススペシャル]403 高精度、難削材加工を支える技術とチャレンジ精神 創業65周年

長野県岡谷市

ダイヤ精機製作所

1951年に創業し今年65周年を迎えた岡谷市のダイヤ精機製作所。

創業の精神は銅より金、金よりダイヤモンドと価値が高く存在感のある企業を目指すことで社名の由来にもなっています。

取材後記

多品種少量生産

微細穴の精密加工のために自社で開発した「ビサイア」は同社のものづくりの技術の高さを示しています。同社の生産は多品種少量生産で主な納品先は自動車、電子顕微鏡、工作機械など高精度が要求される精密加工品となっています。

社長、ビサイア

チャレンジ精神

小口裕司社長によれば「チャレンジ精神が旺盛で新しいものに挑戦するこだわり」も特徴となっています。
長年研究してきた燃料電池車の部品の製品化も始まり自社開発した微細穴加工のビサイアの性能も向上し髪の毛の1/5の20ミクロンサイズの精度まできています。

製品・作業現場

現場の工夫

同社の強みは、「現場が工夫して作り上げる気風」でこうした精神が他社に負けない精密な加工を可能にし、削りにくい素材にも対応できる技術を産みだしています。

作業現場

地域プロジェクトへ参加

こうしたチャレンジ精神が地域のものづくりプロジェクトである「SUWA小型ロケットプロジェクト」への参加や岡谷のものづくり企業などでつくる「NEXT」にも参加し精密なコマを共同開発し、こども達へものづくりの素晴らしさを継承する事業を展開しています。
今後について、小口裕司社長は「1ミクロン以下の精度を争う精密な加工技術をさらに磨くこと」と「人材の育成」に力を入れたいと言います。

作業現場
集合写真

【取材日:2016年11月04日】

企業データ

株式会社ダイヤ精機製作所
〒394-0084 長野県岡谷市長地片間町1-4-20 TEL:0266-27-7733
http://www.daiya.co.jp