[サイプラススペシャル]416 土木構造物を数値解析してシミュレーション 市民の安全、安心のために

長野県長野市

信州大学工学部
水環境・土木工学科
大上俊之教授、小山茂准教授

信大工学部水環境・土木工学科の大上・小山研究室は土木工事で造る橋や道路などの構造物の安全、安心を確認するために最新のコンピューター技術を利用した数値シミュレーションを主な研究テーマにしています。

取材後記

大上教授

実際に洪水や地震などを起こして実験をすることができないため過去のデータを集めて将来の予測や対策を考える構造物を対象にしたシミュレーションの研究は「市民工学」と呼ばれて市民の安全、安心を実現するために重要な役割をはたしています。

大上教授

小山准教授 - 道路完成後の交通量の予測 -

新たに建設予定の道路が完成すると車両の流れがどう変化しどれだけ渋滞解消に役立つのかなど開通前後の変化を長野東バイパスの工事を事例にシミュレーションしパソコンの画面に再現しています。

小山准教授 - 道路完成後の交通量の予測 -

橋梁の強度

洪水などの際に橋にどんな力が加わり影響を受けるのかの研究も実験ができないためコンピューターを利用したシミュレーションが行われています。

道路完成後の交通量の予測

ハザードマップ

2015年に発生したネパール地震を事例に危険な場所や避難場所への避難経路などが表記されたハザードマップの研究も進められています。

ハザードマップ
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【取材日:2017年2月8日】

企業データ

信州大学工学部水環境・土木工学科 大上・小山研究室 
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