[サイプラススペシャル]453 諏訪圏工業メッセ 2017 地方開催では最大規模

長野県諏訪市

諏訪圏工業メッセ 2017

諏訪エリアなどの技術や製品をアピールする恒例の諏訪圏工業メッセが10月19日から3日間、諏訪市で開催されました。地方開催の工業展では有数の規模で16回目となる今回は、過去最多となる422の企業・団体が出展しました。

取材後記

ものづくり活性化へ技術や製品をアピール

ブース数も558とこちらも過去最多となった今回の諏訪圏工業メッセ。セイコーエプソン(諏訪)はAR(拡張現実)の世界が体験できる眼鏡型の情報端末を出品し、来場した高校生などが楽しんでいました。担当者はエプソンが得意な「省小精」の技術を取り入れていると話します。
また、精密プレスのスギムラ精工(岡谷市)は、通常は丸まってしまうという、せん断面の課題を独自の加工技術でクリアしています。

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航空宇宙産業に注力

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初出展した航空機部品製造のMHIエアロスペースプロダクション(名古屋市)。担当者は「技術がある企業のお手伝いをして、お互いが発展できるようにしたい」とハードルが高いとされる航空機産業への参入を後押しする姿勢を示しています。実行委員長の小林秀年さん(下諏訪商工会議所会頭)も「一番力を入れているのは航空宇宙分野。最も成長が期待できる」と話し、専門のコーナーを設けるなど、エリアとしての取り組みをさらにす勧めていく考えです。

このほか、好調な自動車関連や産業用ロボット、医療機器など精密を得意とする諏訪ならではの技術が展示され、各ブースでは商談が進められていました。

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【取材日:2017年10月19日】

企業データ

諏訪圏工業メッセ実行委員会事務局
〒382-0023 長野県諏訪市小和田南14-7(NPO諏訪圏ものづくり推進機構) TEL:0266-54-2588
http://suwamesse.jp