編集後記
リーダーはグミの"博士"
独特の食感が人気のグミ。こちらはコーンスターチの型にグミ液を流す前の様子。
明治産業では1日に約190万粒製造されています。実はグミは果汁を含むと変色しやすいため、果汁100%の商品を生産できるのは明治のみとのこと。
このグミに長年携わり、製法を確立したのが博士号をもつ鐘ヶ江穣社長です。
独自ブランド商品を開発
高価格帯で勝負しようと開発したのが、甘酒や唐辛子を使用したキャンディー。明治産業では、以前は主体だった100円ショップでの販売から脱却を狙い、独自ブランド商品を次々に投入しています。
地元食材にこだわったのが、ブドウの「ナガノパープル」を使ったキャンディー。この春から発売予定で、「定番の棚に並ぶ商品」(鐘ヶ江社長)を狙います。
ロングラン商品にも強み 子供世代も重要なターゲット
生産計画を上方修正したのが口の中でパチパチはじけるキャンディー。ロングセラー商品で、今また子どもたちの間で人気が再燃しています。炭酸ガスを使った特殊な製法は企業秘密で、国内で製造しているのは明治産業のみということです。
少子化などで縮小傾向にあるとされる菓子市場。明治産業では子ども世代も重要視しています。その狙いは「手に触れた小さい時の思い出が将来につながる」(鐘ヶ江社長)
定番商品とオリジナルの新商品開発を進めながら、ブランドの浸透を図っています。
【取材日:2018年01月26日】