[サイプラススペシャル]493 木の可能性 追求したものづくり 明治創業の老舗

長野県須坂市

株式会社 関木工所

木製家具と建具製造販売の関木工所(須坂市)は創業1882年(明治15年)の老舗。
主力は木のフレームとアルミを組み合わせた複合サッシや木製の取付家具で、長野県内では珍しいという大型の加工機器を導入し、培った木材のノウハウと最新の技術を生かしたものづくりを進めています。

取材後記

木のノウハウを建材に

sec01_1.jpg 「木とアルミを組み合わせることによって断熱され、ガラスを重ねれば結露もしません」と複合サッシのメリットを語る関裕朗社長。創業から130年を超える老舗企業の5代目で、木の特性を引き出す工夫を重ねてきました。例えば塗装と専用のサンドペーパーで研磨を繰りかえす作業。塗膜を厚くすることで、木材を長持ちさせることができるといいます。 sec01_2.jpg

複合サッシや建材 全国に展開

関木工所が携わった複合サッシや建材は、学校や駅舎、空港など全国の建物に使用されています。長野県内でも数台という、6メートル幅の製造機器を導入し、より品質の高いものづくりを進めています。長野市の企業と連携し、複合サッシ以外にも体育館向けに防球格子建具の「ボールガード」を製造するなど木の可能性を追求する老舗企業の挑戦が続きます。

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【取材日:2018年08月17日】

企業データ

株式会社 関木工所
〒382-0044 長野県須坂市上八町1903-1 TEL:026-245-1096
http://sekimoku.com/