[サイプラススペシャル]507 伝統手法へのこだわりと新たな味覚の開発 ものづくり大賞2018 きらりと光る技術賞

長野県中野市

マルヰ醤油株式会社

醤油製造の中野市のマルヰ醤油は伝統製法にこだわります。それは職人の五感を生かした昔ながらの手作りにより、香り、旨みを引き立てようというもの。一方で産学官連携により、固形醤油を開発・商品化するなど、醤油の新たな魅力づくりにも取り組んでいます。

ものづくり大賞NAGANO2018 きらりと光る技術賞

NAGANOものづくりエクセレンス2018 認定

取材後記

新商品 ベースは信州の郷土食

「食べるしょうゆシリーズ」として商品化したのが、しょうゆ豆をベースに米糀を合わせ、低温熟成させた固形醤油です。信州大学との共同研究から「有用乳酸菌」にも着目。旨みの向上のほか、長期保存も可能になったといいます。独自商品でマルヰ醤油によると生産量及び出荷量は「国内シェアNo.1」ということです。

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伝統製法へのこだわり 「五感で醸す」

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蒸し上がった大豆から放たれる大量の湯気に包まれた工場。大豆の香りが広がります。五感に頼る製法とは...『仕込み蔵に入ると静まった蔵の中では「プチン」「パチン」ともろみ達の育つ声が聞こえます。このように私たちの醤油造りは 目(みる)、耳(きく)、鼻(かぐ)、口(あじ)、手(さわる)で感じながら、「五感で醸す」ことを大切にしています。』(マルヰ醤油HPより) マルヰ醤油は職人の技を生かした製法に加え、原料の大豆も県内産にこだわっています。

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平成30年の全国品評会で「ダブル受賞」

今年の「第46回全国醤油品評会」でマルヰ醤油は長野県内では初というダブル受賞を果たしました。「本醸造醤油」は農林水産大臣賞、「蔵出ししょうゆ」が優秀賞の評価を受けました。長野県内の企業を対象としたものづくり大賞NAGANO2018では「きらりと光る技術賞」。長野県が認定するNAGANOものづくりエクセレンス2018にも選出され、民野博之社長は、「記念の年となった。技術や開発力が評価された。」と喜びを語っています。今後は地元で原料の大豆の委託生産を増やすほか、海外での展開を図っていく方針です。

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【取材日:2018年11月20日】

企業データ

マルヰ醤油株式会社
〒383-0021 長野県中野市西1-5-5 TEL:0269-22-2478
https://maruisyoyu.com/