[サイプラススペシャル]516 インタラクションデザインを研究 ロボットやソフトウェア

長野県長野市

信州大学工学部

信州大学工学部の研究を紹介するシリーズ。3回目は電子情報システム工学科の小林一樹准教授の研究室です。ここでは、ロボットやソフトウェアなどの人工物とのコミュニケーションをテーマにした研究に取り組んでいます。

取材後記

研究テーマは「インタラクションデザイン」

室内を自由に動き回る掃除ロボット、しかしロボットの判断のみに任せておくのは...。 「どうやって人間の意図通りに動いてもらうか、それが伝わらないと誤解が生じ、使いにくいという結果になる」と小林一樹准教授は話します。自動運転でも「決定権は人間が持ちたいケースが多いのでは」(小林准教授)。道具の位置づけたったものが人工知能(AI)の技術により、自分の判断で動くようになったことで生じる課題が意思の疎通。研究室では、ロボットやソフトウェアなど人工物との情報のやりとりをデザインする「インタラクションデザイン」をテーマに、設計などの研究を進めています。

AIやIoT(モノのインターネット)の研究進める

授業の一環として行われた将棋ゲームの対戦。システム開発などのインテージテクノスフィア(東京)の協力を得て学生たちがプログラムしました。研究室ではこうした体験のほか 農園で鳥を追い払うシステムや、リンゴの果実の成長を把握するシステムなど、幅広く応用しています。

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【取材日:2019年01月09日】

企業データ

信州大学工学部 電子情報システム工学科 小林研究室
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