長野県松本市
長野液酸工業
花も一瞬で凍る・・・!?
松本市の長野液酸工業は、酸素、窒素、アルゴンと製造業や医療などの様々な分野に欠かせない産業ガスの製造を行っている企業です。花を一瞬で凍らせる液体窒素もつくっています。稲葉季俊工場長にお話を聞きました。
「空気を液化して液体に変えます。そうすると空気の中には、酸素と窒素があるので、これが混じった液体ができます。実は酸素と窒素は蒸発する温度が違います。この違いを利用して分けていきます」
蒸発する温度の違いを利用しているとは・・・・。驚きでした。
大気中の空気を原料とし、気体の性質を利用して純度の高い酸素と窒素を別々に生産しているという長野液酸工業。特に酸素は医療分野で多く使用されています。
稲葉工場長は・・・・。
「いろいろな使われ方をしますが、やはり何といっても一番使われるのは吸入用の酸素です。とても重要な製品だと思います。病院で使われる酸素だったりするので、安定的に世の中に供給していくことがとても大事だと思っています」
私たちの生活を支える産業ガスの安定供給で、この先も日本の産業発展に貢献し続ける長野液酸工業。最後に工場長にうかがいました。
「会社の特徴として、とても冷たいガスをたくさん作るので、実は、電気をすごくたくさん使います。エネルギーの大量消費事業所になるので、省エネには、力を入れていきたいと思います」
長野液酸工業株式会社
〒390-0822 長野県松本市神田1-14-1 TEL:0263-26-3567
http://naganoekisan.co.jp/