長野県南木曽町
楯木工製作所
伝統工芸と最新技術の融合
南木曽町の楯木工製作所。木曽桧の木目や香りを活かした製品を作っています。
伝統工芸と最新技術を融合させた大きなボールのような照明もあります。
六角形の面は、伝統的な組子細工で、『りんどう』の柄をあしらい、
五角形の面は、レーザー加工で『麻の葉』の柄を彫刻しています。
楯敏彦専務にお話を聞きました。
「日頃から、ちょっと変わったものを考えています」と一言。
さらに・・・・。
「職人の方も減ってしまうので、レーザー加工機も組み合わせて、現代の生活にマッチしたデザインで形に出来たらと思っています」
さらに、かんなくずを再利用した枕もあります。
一般的な桧に比べ、成長に3倍もの時間がかかる貴重な木曽桧を、余すことなく使います。楯高男社長にお話を聞きました。
「もともとはこれを売っていくらではなくて、ゴミにするよりは、少しでも皆さんに使ってもらえばいいと思って始めたことが、商売につながったということです」
伝統を守り、技術を進化させながら、木曽桧に向き合う楯木工製作所。
最後に楯敏彦専務に聞きました。
「この業界では、若手の方が減ってきているので、新しい取り組みをすることによって、少しでもこの業界を目指してくれる人が出てきたらいいと思っています」
楯木工製作所
〒399-5301 長野県南木曽町読書3291-2 TEL:0264-57-2300
http://www.tatemoku.jp