[サイプラススペシャル]610 お酒に対する愛情は誰にも負けません! 県内有数の日本酒の蔵元

長野県伊那市

仙醸

サクラを使って・・・

発酵食品やアルコール除菌剤など、新製品を次々と開発している伊那市の仙醸。
開発から発売までおよそ3年の歳月を費やした「クラフトジン」について、苦労した点を中島賢一朗さんにうかがいました。
「仙醸は伊那市高遠にあります。有名なのはタカトオコヒガンザクラ。これを使った商品を作ろうという話が持ち上がりましたが、桜自体の本数が少なく、また季節によってタイミングも限られているので、原料の入手が一番苦労しました」

ちょっとした気配り・・・

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長崎佑子さんは、昨年発売されたアルコール除菌スプレーの開発を担当。殺菌力以外にも、ある気遣いが・・・・。
「アルコール製剤の中にクロモジエキスとか、酒粕エキスが入っている。クロモジは、南信州に自生しているちょっと香りのある樹木ですが、家庭で頻繁に使う時にアルコールですと手荒れをしてしまう。その手荒れをケアするために、酒粕エキスを入れましたが、それはご好評いただいています」

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出来た瞬間が・・・

会社で感じる魅力をうかがいました。
中島さんは「ものが出来た瞬間が好き。その時の香りだったり、味だったり。出来た時には工場の中に広がりますが、その空間にいるのがたまらなく好きですね」
長崎さんは「酒蔵は伝統的な昔ながらの産業なので、もちろん伝統を大事にしている部分もありますが、それとは全く別の面として、時代に合わせて新しいものを柔軟に取り入れて、良いものを作るという、そういうところはとても魅力的だと思います」

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【取材日:2021年01年14日】

企業データ

株式会社 仙醸
〒396-0295 長野県伊那市高遠町上山田2432 TEL:0265-94-2250
https://www.senjyo.co.jp