長野県須坂市
丸源鋸工場
お客様本意
創業がもうすぐ100年の須坂市の丸源鋸工場の鋸は、全国の果樹農家や庭師の方などに愛用されています。
その理由は、切れ味と使いやすさにあり、代表取締役社長の湯本浩司さんは、「先々代から、(ものづくりは)“お客様本意”と言われている。」と話しています。
4代目の湯本竜ノ介さんは、「お客様本意で、ものづくりを大切にしている会社なので、お客様からいただいた意見に真摯に向き合って、よりいい鋸、お客様のためになるような鋸を作ることを一番心がけて大事にしています。」と話していました。
100年続く伝統の技術は、機械化によって見事に受け継がれています。たゆまない製品開発の努力により、数多くの特許を取得し、切れ味と耐久性に富んだ、替え刃式鋸を作り上げています。
ほとんどの工程は、機械化されていますが、「くるい取り」という作業だけは、人の手と目が頼りになっています。その作業を担当しているひとり、井ノ浦紗織さんは「何千丁とたくさんの鋸を作っていますが、その一丁一丁が一人ひとりのお客様に届くことを意識して、一丁一丁、丁寧にやるようにしています。」と話していました。
さいごに、4代目の湯本さんは、「(社長の)今の鋸に満足しない姿勢があることによって、それでは具体的に今後どう改良していったらいいかという製作のところに携わって、今後、100年200年と次世代に続くような会社にしっかりしていきたいと思っています。」と語っていました。
有限会社丸源鋸工場
〒382-0087 長野県須坂市東横町1426 TEL:026-245-0675
https://www.nokogiri.co.jp/