[サイプラススペシャル]669 酒造り 究極の食中酒を目指して

長野県諏訪市

宮坂醸造

特別な酵母

酒造りで重要なのが酵母。創業360年の諏訪市の宮坂醸造には、“7号酵母”という特別な酵母があります。統括総杜氏の那須賢二さんにお話しを伺いました。「私共の創業蔵である諏訪蔵で、分離採取された酵母です。1946年に分離された古い酵母ではありますが、いまだに日本全国の酒蔵で使用され、60%がこの7号酵母で作られていると聞いています。」

原点回帰"7号酵母"で

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つづいて、代表取締役社長の宮坂直孝さんにお話を伺いました。「日本酒全体で長期低迷時代がありました。そこで、新しい方向性を出そうと、真澄復活プロジェクトを始めました。(具体的には)それまでは、全ての酒を7号酵母で作ってはおらず、真澄らしさを出すためにも、何年かけてでも、7号系自社酵母へ戻していこう、という取り組みです。」

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目指す酒造り

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さらに、宮坂社長は「日常、皆さんが召し上がっているようなおかずとぴったり合う、そのおかずの引き立て役となる食中酒を作れよと、それがうちの生き方だ、7号酵母は、上質な食中酒を作るのに、非常に適した酵母なのだから、と。そして、おかげさまで、7号酵母で作った酒や新しいタイプの酒は、お客様にご好評をいただいて、核心を得ることができました。」と話していました。

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【取材日:2022年03月30日】

企業データ

宮坂醸造株式会社
〒392-8686 長野県諏訪市元町1-16 TEL:0266-52-6161
https://www.masumi.co.jp/