[サイプラススペシャル]670 とっておきの美酒をつくる 酒造りに情熱を注ぎ

長野県諏訪市

宮坂醸造

酵母を元気に

諏訪市の宮坂醸造には2つの蔵があり、主力となる富士見蔵では、伝統の手法で酒造りが行われています。
入社5年目の吉村正太郎さんは、現在、酒母を担当、日本酒の奥深さに魅かれ、入社しました。
吉村さんは「酒母の作業は、酵母を元気にするという量を増やす作業になります。純粋な作業を増やすために、衛生管理に気を付けています。」と話していました。

機械で正確に

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代表取締役社長の宮坂直孝さんは「富士見蔵の理想的な酒蔵化プロジェクトという事で、冷蔵貯蔵倉庫の建設に踏み出しています。」と話しており、さらに、宮坂醸造では、機械による自動化も進めています。
統括総杜氏の那須賢二さんにお話しを伺いました。「人の手で作る工程も必要ですが、機械で正確に管理した方がいい工程もあります。浸漬という洗った米にどれだけ水を吸わせるかを正確にやりたくて、機械化をしています。」と話していました。

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"真澄ここにあり"

そして、新ラベルを「上質な食中酒造り」との思いを込めて、若いデザイナー集団と作成しました。代表取締役社長の宮坂さんは、「日本食は本当に世界中で有名な存在になり、それと共に、日本酒はここ10年ぐらいで急成長をしてきました。」と話しています。また、宮坂醸造には、今年、7年ぶりに新卒の社員が入社しました。宮坂さんは「当然、国内の市場もとても大切ですが、世界の人たちをびっくりさせるようなうまい酒を一緒に作って、"真澄ここにあり"というのを世界に示すという仕事を一緒にやってくれればいいなと思います。」と話していました。

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【取材日:2022年3月30日】

企業データ

宮坂醸造株式会社
〒392-8686  長野県諏訪市元町1-16  TEL:0266-52-6161
https://www.masumi.co.jp/