[サイプラススペシャル]682 豊かな社会をつくる 新たな未来を見つめ

長野県長野市

AB.do

新たな技術の開発

長野市のAB.doは、測量をはじめ、設計、ソフト開発を行っており、様々な取り組みの中の一つに、より使いやすさを求めたマップソフトの作成があります。
代表取締役専務の青木勝彦さんは、「(地図は)デフォルメされると、情報はわかりやすくするために工夫され伝わるが、欠損するのは位置情報としての正確さ、もしくは所要時間、距離が把握しづらい欠点があります。」と話しており、AB.doでは、観光マップなどを閲覧すると、スマートフォン端末等のGPSと連動して、画面に現在地を正しく表示する仕組みを開発しました。

使いやすさを求めて

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情報処理室博士(工学)のハイメさんは「皆が使えるように、スマートフォンのブラウザだけで使えるようにして、イラスト(の地図)でも現在位置がわかるという地図をユーザーに提供しています。」とこだわりを話していました。
現在、その技術を活用して、須坂市の地域づくりに役立てようとする地図ソフトが現在行われています。取材を行った日には、AB.doスタッフと須坂市中央地域づくり推進委員会とのミーティングが行われ、ソフトの使い方が説明されました。

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広さ"無限"の地図

推進委員からは「私は移住してきた者なので、須坂の道のわかりにくさは感じています。」「歴史看板を(須坂の町には)各所に立ててある、これで見てすぐわかると具合がいい。」等と、様々な要望が出されました。
情報通信システム開発事業部リーダーの竹前和幸さんは「我々の地図は、広さは無限です。グーグルマップもそうですが、世界中を表現できます。載せたいものは何でも入れられます。と話しており、青木専務は「地域を活性化するという位置づけの中で、そのような事をいくらでも盛れると思います。」と話していました。

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【取材日:2022年6月30日】

企業データ

株式会社AB.do
〒380-0803 長野県長野市三輪5丁目41-23 TEL:0265-235-1157
https://www.ab-do.jp/