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長野県安曇野市

デンソーエアクール

主要部品を内製化

安曇野市のデンソーエアクールでは、バスなどの“はたらく車”向けのエアコンや、住宅用全館空調、工場・オフィス用スポット空調、IT機器冷却装置などを作っています。取締役の宮沢幸央さんにお話を伺いました。「空調機の主要部品・熱交換器は、ほとんどを内製化しています。近年は、オールアルミの熱交換器を手掛け、軽量化に貢献しています。」

効率の良い"ものづくり"を

続けて、宮沢取締役は「自動機は少なく、手組のラインがほとんどです。ものづくりのコンセプトは"溜めず　探さず　ササっと作る"です。部品の入荷から、製品の出荷までの物の流れや、組付けの仕組みを磨き上げて、当社ならではの高品質・低コスト、短納期を目標に進めています。」それらに関連して、生産技術部の長﨑智行さんは「作業者のことを考えて工程を作るようにしています。」と話しており、また、生産５課１係の三枝勇介さんは「ドライバーの位置などを一番取りやすい位置に改善をして、一分一秒短縮できるように工夫をしています。」と話していました。

環境に恵まれた安曇野で...

デンソーエアクール製のバスエアコンは、日本を走行しているバスのほとんどに搭載されています。さらに、北米向けに開発されたスポットクーラー「ムービンクール」も好調で、松本山雅FCに提供され、選手を応援しています。最後に、宮沢取締役は「"ものづくりカーボンニュートラル"と名付けた活動をしています。工場の屋上に太陽光パネルを設置して、自家消費発電をしています。環境に恵まれたこの安曇野で、環境の改善に貢献できる製品を生み出していることに喜びを感じています。」と話していました。

【取材日：2022年07月28日】

株式会社デンソーエアクール
〒399-8386 長野県安曇野市穂高北穂高2027-9 TEL:0263-55-1744
https://www.denso-aircool.co.jp/