明日を造れ!ものづくりナガノ

vol.174
2023年4月17日放送

ものづくりリーダーズトーク~松本民芸家具 池田素民 常務

戦後間もない1948(昭和23)年創業の松本民芸家具。当時から、職人の手仕事にこだわり、木目を生かしたツヤのある家具を作り続けている。材料に多く使われているのが、落葉樹の一種・ミズメザクラや、熱を加えるなどして、背もたれのカーブ部分を作る「曲木」に適したナラ。特にミズメザクラは、「虎斑」と呼ばれる波模様が特徴で、家具の表情に変化をもたらす逸材。
松本市街地にある工場では、職人が「木取」・「組立」・「塗装」の3部門に分かれ、製品作りに励む。それぞれのエキスパート達の仕事は、約8割が手仕事だといい、50種類以上のカンナを使い分け、座面の微妙な丸みや、テーブルなどの天板をなめらかに仕上げていく。一方、ショールームではファンが寄せた椅子への想いを取材。スタジオには、池田素民常務を迎える。

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