長野県箕輪町
栄通信工業
産業機器のカバーなど外観の精密板金部品を製造している箕輪町の栄通信工業。下諏訪で創業しその後箕輪に本社を移し1988年に塗装工場を建設した。板金、溶接、塗装まで社内で一貫製造しているのが特徴だ。
精密板金の自動化にも力を入れ納期短縮、コストダウンに貢献し納品先のニーズにも幅広く応えている。
「当社の一番の特徴は板金から溶接、塗装まで社内で一貫して生産していることだ」と今井社長は言う。この一貫製造こそ同社の他社にない特徴でありこだわりと言える。
また、品質の安定をはかるため工場内の自動化にも力が入っておりロボットなども積極的に導入され納品先への納期短縮やコストダウンに貢献している。
金属の板をレーザー加工や金型でさまざまな形状に抜いていく工程
さまざまな形状に抜かれた製品を立体的に曲げる工程
抜いて曲げられた製品を溶接でつなぎ合わせお客様の依頼にあった形状のものに組み上げていく工程
溶接された製品をさまざまな色で塗り外観を完成させていく工程
塗装工程前にできたキズや溶接の歪みなどをきちんと処理しないと、塗装後もキズ、歪みがそのまま現れてしまう。 そこで塗装工程前と塗装工程の双方で改善などが進みノウハウも蓄積され品質が向上し得意先からの評価がより高まった。
今後について、今井社長は「品質の安定をはかるため更に自動化を進めて生産管理の電子化をすすめコストダウンや納期の短縮につなげたい」と言う。
栄通信工業株式会社
〒399-4601 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪11526 TEL 0265-79-4828(代)
http://www.sakae.co.jp/