長野県千曲市
協伸精機
真鍮切削が得意分野
千曲市の協伸精機は、金属部品の加工を行う企業。
主な素材は「黄銅棒(おうどうぼう)」で、一般的には真鍮と呼ばれる金属の切削を得意としています。
加工に使うのは、NC旋盤という機械です。
望月諒常務にお話をうかがいました。
「従業員がプログラミングして、セッティングしたら、そこからは全部自動で加工するような形になっています。また、真鍮は被削性が非常に良い、つまり削りやすいので、夜間も無人で稼働させています」
保有するNC旋盤は、7つの工場に約70台。大量生産や、急な発注にも対応できる
機動力が強みです。そして新たな分野にも挑戦しているということですが・・・・。
望月常務に聞きました。
「6年ほど前に新しい事業で、デンタル部門を設立しました。そこでは"CAD/CAM冠"と呼ばれる、簡単に言うと白い歯のかぶせものを作っています」
歯科治療で使用する銀歯などは主に手作業で作られます。
その工程の一部を機械化して作られたのが「CAD/CAM冠(キャドキャムかん)」で、
コンピュータで設計したデータをもとに、機械で削り出します。
今後、会社が目指すものは・・・・? 最後に望月常務に聞きました。
「徹底した合理化です。今も進めていますが、これから日本の労働力人口は減り、その中で成長していくには、最新設備の導入や、多能化により少ない人数でも業務を回せるようにしていきたいと考えています」
協伸精機株式会社
〒389-0802 長野県千曲市内川170 TEL:026-275-3395
http://www.timelyhit.ne.jp/kyoshin-sk/