[サイプラススペシャル]630 熱に強い樹脂を成形 給湯器に使われる・・・

長野県茅野市

みやま

金属から樹脂へ

熱に強い特殊なプラスチックを加工する茅野市のみやま。
みやまのプラスチックの成形加工は、主に給湯器や自動車部品など、高い熱のかかる製品に使われる部品の製造です。百瀬幸男専務にお話をうかがいました。
「約20年前に、今後のプラスチックの流れを感じました。金属から樹脂に置き換えるという流れが当時から増えてきて、その中でPPS・金属代替樹脂と呼ばれていますが、ほぼ金属と同等の性能をもった樹脂を成形しています」

製品に近い修正

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PPSとは熱に強いプラスチック。金属の部品をPPSに置き換えることにより軽量化や、腐食を防ぐこともできます。みやまでは、プラスチックを成形するための金型も製造。
PPSは金型で成形しても、出来上がった時には収縮により形が変わることもあり、加工は容易ではないといいます。百瀬専務は「製品を細かく測定し、なおかつ金型も測定し、いかに製品図に近づけるような修正ができるかというものが一番重要と考えています」と話しています。

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日本に「みやま」がある!

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また、百瀬専務は「私たちのビジョンとして、世界中のどこに行ってもPPSという名前が出た時に、日本にみやまがあると言われる企業になる」と力強く語っていました。

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【取材日:2021年05月24日】

企業データ

株式会社 みやま
〒391-0001 長野県茅野市ちの176-5 TEL:0266-72-3178
http://www.miyama-gr.co.jp