[サイプラススペシャル]723 加工技術で未来に貢献する

長野県飯田市

三星ダイヤモンド工業

硬くて脆い素材(硬脆性材)の最適な加工を提案

1935年の創業以来、硬脆性材(ガラスなど)を切断する加工技術で高い評価を得ている三星ダイヤモンド工業。
液晶ガラスの切断や加工に必要な工具は、すべて国内の自社工場で生産しています。こうした工具は、スマートフォンやテレビなどの電子機器に広く使われています。
「ミスなく加工することはもちろん、月間・年間目標を達成したときにやりがいを感じます」と語るのは、製造課の鎌倉崇斗さん。チームをまとめる役割でもある鎌倉さんにとって、仲間とのキャンプやテニスなど、運動することが息抜きとのこと。

安定した品質を保ち続ける金型部品も製造

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硬脆性材の切断用の、PCD(焼結ダイヤモンド)工具の製造と販売も行っています。

PCDは非常に硬い素材のため、長寿命化によるランニングコストの削減、作業の効率化、SDGsに貢献することができます。材料の成形や研磨加工を担当する、高硬度部品課 吉川雄太さんの趣味は山菜取り(タラの芽&コシアブラ推し)。同僚について「みなさん、人柄がよくて。人に恵まれています。長く働くことができます」と話してくれました。

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高品質な工具を提供するための装置の開発も

生産設備の設計から保守点検までを担当している、生産技術課の佐藤慎一さん。検査機や加工機など幅広く制作しています。

製品開発で心がけていることは「妥協しないこと。自分に負けないこと」。(地元の獅子舞奉納のために夜遅くまで大変な時期に話を伺いました。)「自分が作りたいと思った機械を形にできるのが一番のやりがい。自由な社風です」。柔らかい発想の製品開発で 硬い材料をカットする、三星ダイヤモンド工業です。

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【取材日:2023年4月13日】

企業データ

三星ダイヤモンド工業株式会社 飯田事業所
〒395-0155 飯田市三日市場1840-1 TEL:0265-25-2295
https://www.mitsuboshidiamond.com/