精密プラスチック部品を一貫製造

上信越道小諸インター近くの工業団地の一角に本社があるユウワ。
スマホ向けコネクターの樹脂成型工場では、ずらりと並んだ成型機が稼働しています。
ユウワの特徴はコネクター部品を金型から成型まで一貫して手掛けていることで、モデルチェンジを重ね、高性能化が進むスマホに迅速に対応できるといいます。

プラスマイナス１ミクロンの精度を追求

ユウワが手掛ける部品は微細で、精密金型の精度はプラスマイナス１ミクロン。
多いものでは、１５００点以上の金型部品を組み込んでいるといいます。

温度変化による金型の誤差を防ぐため渡辺稔社長は、「工場の空調はプラスマイナス０．５度で管理し、機械の熱による姿勢変形を最小限まで抑制している」と話します。

ベトナムで新工場が稼働　増産体制進む

ユウワは２０１８年５月、ベトナムで新工場を稼働させました。
スマホなどの電子部品や医療機器部品に対応するためにクリーン度を高めているほか、従業員向けにコンビニを設置するなど働きやすい環境を整えています。
スマホ関連部品が好調で２０１７年２月期に連結売上高が初めて１００億円を超えたユウワ。
人手不足感の中で本社工場では省力化機器の導入を積極的に進めていて、ベトナム工場と合わせ増産体制の強化を図ります。

※提供　ユウワ