[サイプラススペシャル]319 安全・安心で美味しいキノコ おがくずを使って個性的なキノコを栽培

長野県須坂市

キノコ村

自然豊かな信州で栽培されるキノコ。須坂に二つの農園を持つキノコ村は「甘シャキ味エノキ」など個性豊かなキノコを栽培し首都圏のデパートにも出荷している。特に乾燥キノコセットは軽くて日持ちがよいことで土産としての価値もあり全国に販路を拡げている。

取材後記

荒井社長キノコ村は1984年に創業し「野生種えのき」、「とき色ひら茸」など大量生産しにくく栽培が難しい7~8種類のキノコを種菌から育てている。分業が進む中で菌から完成品まで一貫して栽培しているのは珍しいケースだ。

野生種えのき
野生種えのき
とき色ひら茸
とき色ひら茸
きのこ

キノコ村のキノコ栽培には三つの特徴がある。

培地一つは種菌の育成から一貫して栽培していること。二つ目にはコーンコブ(とうもろこしの芯の粉砕物)を使わず、おがくず主体の培地を使うことで美味しさを引き出していること。三つ目は新鮮な空気と水をたっぷり取り込んで、手間を惜しまず栽培していることだ。



乾燥キノコの開発で新たな販路を切り拓く

キノコ村の主力である「甘シャキ味えのき」は野生種えのきに近い品種でシャキシャキとした食感、ほんのりとした甘味が特徴。いま話題のオルニチンも含まれており注目されてる品種だ。しかもこの「甘シャキ味えのき」は乾燥させると成分が濃縮されて、生に比べて数倍のオルニチンが含有されるという。(長野県工業技術総合センター調べ) パッケージを一新し新たに「乾燥甘シャキ味えのき」として市場に投入したが、軽くて持ち運びも便利なので土産ものとしても好評を博している。

【乾燥キノコ】甘シャキ味えのき
【乾燥キノコ】甘シャキ味えのき
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健康乾燥キノコセット(彩り)
【調理例】とき色ひら茸
【調理例】とき色ひら茸
【調理例】とき色ひら茸
【調理例】ぴんころ味えのき

今後は、キノコの特徴・特性をさらに研究しそれぞれの品種にあった栽培方法や料理メニューの開発に努め、安全・安心で美味しいキノコの栽培を目指す。

キノコ村 集合写真

【取材日:2015年3月11日】

企業データ

株式会社キノコ村
〒382-0037 須坂市野辺1883 TEL:026-246-5888
http://www.kinokomura.co.jp/