[サイプラススペシャル]325 卓越した板金加工技術と最新鋭の機械設備 社員の働く環境を良くしたい

松本市

株式会社タカノ

取材後記

松本市の臨空工業団地に本社と工場を構える株式会社タカノ。磨きあげられた高い精密板金加工技術と最新鋭の機械設備で多様化する得意先のニーズにしっかり応えている。

髙野社長現在の髙野社長は二代目にあたり父親の髙野会長が岡谷市で創業し昭和58年に板金加工業に進出した。当時としては最新鋭のNC板金加工機を年商の数倍にあたる高額で導入した積極投資であった。 平成2年に工場を松本に全面移転し半導体、液晶製造装置、大型インクジェットプリンター、医療や食品機器などの総合板金加工を事業としている。

タカノ部品製造される製品は主にスマートフォンや液晶テレビなどの液晶パネル製造装置、インクジェットプリンターや医療現場で利用されている血液分析機器の装置などに使用されている。

難しい板金アルミニウムの加工技術が強み

「タカノさんに頼めば何とかなる」の信頼を得ている背景には積極的な設備投資と人材教育がある。
難しいと言われるアルミニウム板金の加工もその一つだ。
同業他社がなかなかできないことにも挑戦しドイツの最新機械を導入しレーザーでアルミの切断や溶接を行っている。

新工場増設へ

製造現場の平均年齢が38歳という若さが溢れるタカノだが「創造とチャレンジ」の企業理念が息づいている。 今年の冬には臨空工業団地に3000坪の土地を取得し新たな工場の建設に取り掛かっている。

目標は社員の働く環境を良くする

法人化して37年目のタカノだが髙野社長は「社員の働く環境をより良くしたい」という。
女性や若い人から愛される職場にするために、明るく臭くない環境づくりを目指している。
照明や空調、整理整頓などに細心の注意が払われている。

【取材日:2015年5月13日】

企業データ

株式会社タカノ
〒390-1242 松本市大字和田3967-73 電話0263-48-1500
http://www.takano-s.co.jp/