長野県長野市
セラテックジャパン
硬くてもろい「ガラス」や「セラミックス」
高効率・高精度に加工するスゴイ技術
電子材料の切断・研磨・研削・成膜などの加工を中心に事業を展開する長野市のセラテックジャパンは、主力のセラミックス加工が好調です。
2015年「ものづくり大賞NAGANO」受賞のスゴイ技術、そして社長をふくめ、若手が活躍するものづくりの現場を取材しました。
「我が社が取り扱うファインセラミックスという固くて脆い材料があるんですけども、量も質もともなった精密一貫加工。これがまさしく我が社の強みでありますし、お客様から求められているところかなと思います」と代表取締役社長の平林明さん。
硬くて、壊れやすいガラスやセラミックスは加工が難しく、セラテックジャパンは、そんな材料を効率よく、高い精度で仕上げることができます。
「ここでは窒化アルミの研磨をしています。車などの部品に使われています。今年(2015年)の夏ぐらいからとくに仕事が多くなり、忙しいです」と、電子関連事業部門の柳澤康太さん。社員の平均年齢は30代前半。セラテックジャパンの工場内は、柳澤さんのように若い技術者が多く活躍しています。
自動車向けLED用部品が好調というセラテックジャパンですが、リーマンショックで売上が落ち込んだときに、しっかりと先を見据えて技術力を磨いてきたからこそ今の好成績につながっています。現在も技術開発に余念がなく、県内のものづくり企業と連携し、カメラ用フィルターのコーティング技術を応用してメガネ用の近赤外線カットレンズを開発するなど積極的に挑戦しています。
平林社長も「私たちの強みであるファインセラミックスの『精密一貫加工』、これをより深く掘り下げていって、日本ではこの会社にファインセラミックスの加工をお願いすればまちがいないといわれるような会社を目指したいと思っています」と、夢を語ります。
セラテックジャパンは、ファインセラミックス精密一貫加工のリーディングカンパニーを目指し、さらに加工技術を磨きます。
セラテックジャパン株式会社
〒381-2295 長野市篠ノ井岡田500番地 TEL:026-293-3300
http://www.crtj.co.jp/