[サイプラススペシャル]471 諏訪東京理科大学 工学部 山田・橋本研究室 AIの活用や支援システムを研究

長野県茅野市

諏訪東京理科大学 工学部

諏訪東京理科大学の研究を紹介するシリーズ。2回目は工学部情報応用工学科の山田哲靖教授と橋本幸二郎助教の研究室です。両研究室では自動車の運転時にアシストする技術やAI(人工知能)を活用した技術の研究を進めています。

取材後記

橋本研究室...運転支援システムの開発進める

「高齢ドライバーの事故は多く、運転技量の低下もその一因」と話すのは橋本助教。研究室では、システム側が技量を補うことによって、理論的に運転精度が維持されることを目指しています。その際に必要になるのがドライバーの運転技量を検出・評価する技術です。
橋本助教は、運転の様子を画像などでモデリングすることで「苦手な部分」を検出、技能を評価する技術の確立に取り組んでいます。

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山田研究室...運転時にAIの活用を研究

sec02_1.jpg 山田教授はAIのメリットを「いろいろな変化がある場面でも対応できる、初めて見るような状況でも対応できること」と話します。運転時にドライバーは、歩行者や車、手前やその先にある信号機、道路の形状など様々な状況を認識します。山田教授は「対象領域ごとにいろいろなプログラムを作るのは大変。AIはある意味、汎用的に使えることがモチベーションにもなっている」と思いを語ってくれました。

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安全運転を目指してタイアップ

高齢ドライバーが出来る限り長く運転が続けられるような運転支援システムの開発を目指しているのが橋本助教。山田教授はAIの活用からのアプローチを進めています。
研究室では、山田教授自らがモデルとして運転した様子を映像など、様々な情報を組み合わせながら、安全運転に向けた支援やAIの活用を探っています。

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【取材日:2018年03月08日】

企業データ

諏訪東京理科大学 工学部 山田・橋本研究室
〒391-0292 長野県茅野市豊平5000-1 TEL:0266-73-1201(代表)
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