[サイプラススペシャル]501 世界に誇る『諏訪の技』が一堂に 過去最多28,876人が来場

長野県諏訪市

諏訪圏工業メッセ2018

419の企業・団体、過去最多575ブース
国内最大級の地方工業展「諏訪圏工業メッセ」

「工業メッセに合わせ『農業ロボット』、準備しました!」
手間のかかる田んぼの斜面の草刈りを、ラジコンと草刈り機の技術で解消する水田畦畔自動草刈り機開発プロジェクトのみなさん。
諏訪地方を中心とする県内外の製造業の技が集結した「諏訪圏工業メッセ2018」。
「YES!ものづくり。」今回はメッセの模様をお伝えします。

諏訪圏製造業の「すごいものづくり」をPR

最多ブース、最多来場者更新

諏訪地方を中心とする県内外の製造業などが出展し、情報発信する工業展「諏訪圏工業メッセ2018」が、諏訪市の旧東洋バルヴ諏訪工場跡地を主会場に10月18日から3日間の日程で開催されました。
17回目の今回は、419の企業・団体が過去最多となる575のブースを出展し、技術や製品をアピールしました。

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次世代の「人づくり」が重要

諏訪地方6市町村や県などでつくる実行委員会主催でメッセの事務局を担う、NPO法人諏訪圏ものづくり推進機構の小坂和夫常務理事に、メッセの狙いを伺いました。
「次の時代の人材を作るというところがキーになっています。技術や技能が諏訪ブランドと思っている人も多いんですが、そうではなくて『人』が重要なんです。だからその『人をつくる』というところに力点を置いています」

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成長分野IoTやAIが主役に

医療・環境・航空宇宙などの成長分野や、IoT(モノのインターネット)やAIに対応した製品を展示するブースが目立ち、技術革新の波を成長力に生かそうとする県内ものづくり企業の姿を印象付けました。

出展社のひとつ、日本ピスコ北原敏正取締役にメッセの意義について伺いました。
「展示会そのもので多くのお客様に弊社の商品を知っていただくということが大事だと思っておりますので、こういうところの出展は有意義だと思います。」

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次世代のものづくりを発信し続ける

NPO法人諏訪圏ものづくり推進機構の小坂和夫常務に、これからの諏訪圏工業メッセの方向性について伺いました。
「これからの日本は、人口も減るし、高齢化する。その打開策は、やはりものづくり企業が引っ張っていかなくてはいけない。地元の農業や観光も一緒になって、地域をけん引する、世界に発信するための拠点としての活動が非常に重要となると思います。この工業メッセは、その拠点づくりの大きな一つの礎になると思っています。」

3日間の来場者数は、過去最多ののべ28,876人(速報値・主催者発表)。これまで最多だった昨年を1,134人上回りました。2019年は、10月17日から3日間の開催予定です。
国内最大級の地方工業展として過去最多のブースが出展したメッセは、これからも諏訪から次世代のものづくりを発信します。

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【取材日:2018年10月18日】

企業データ

諏訪圏工業メッセ実行委員会事務局
〒392-0023 長野県諏訪市小和田南14-7(NPO諏訪圏ものづくり推進機構) TEL:0266-54-2588
http://suwamesse.jp/