塩尻市木曽
丸嘉小坂漆器店
美しく、誠実で、ドキドキさせる
木曽の伝統工芸「漆」をガラスに!?
「美しく、誠実で、ドキドキさせる漆ガラス。私たちが作っています」
無数の線を放射状に描いたガラスの器が、光を受け美しいつやを放っています。
ガラス食器に施された塗料、信州の伝統工芸でもある「漆(うるし)」です。
「YES!ものづくり」
今回は塩尻市木曽平沢の丸嘉小坂漆器店(まるよしこさかしっきてん)を紹介します。
1957年創業の丸嘉小坂漆器店は、社名にある漆器の名の通り、漆塗りの家具やガラス製品、漆器の製造・販売を手掛けるものづくり企業です。
信州木曽地域の伝統的な漆器づくりの新しい挑戦が、漆塗りのガラス食器でした。
常識では不可能だったガラスへの漆加工、同社は20年余り前からガラスに漆を塗る技術の開発を進め、県工業技術総合センターの協力で技術を確立しました。1994年、日本酒やビールなどの酒器が中心の自社ブランド「すいとうよ」を立ち上げ、漆塗りガラスを全国に先駆けて発売しました。
400年の伝統を持つ木曽漆器の用途を広げ、使いやすく楽しいものにしたいという想いで製品化しました。「工業試験場の指導員の方たちと一緒に開発してきました」と、小坂会長
丸嘉小坂漆器店
〒399-6302 長野県塩尻市木曽平沢1817-1 TEL 0264(34)2245
https://www.maruyoshi-kosaka.jp