[サイプラススペシャル]562 幅広い分野のブレーキ部品 地上から海底、宇宙まで・・・

長野県高森町

協和精工

ブレーキの世界とは・・・

高森町の協和精工は幅広い分野のブレーキ部品を作っている会社。
産業ロボットのサーボモーターに使われる負作動ブレーキの開発・製造や精密部品加工を行っています。橋場浩之社長にお話をうかがいました。
「ブレーキの製造部門、正式に言うと無励磁負作動ブレーキというところの部分になりますがブレーキ事業部と、マシニングセンターや旋盤などを用いた部品加工部門の大きく2つで成り立っています」
ブレーキの世界は奥が深そうです。

取材後記

ブレーキの長寿命化

注目は、独自技術で開発した「ドラグレスブレーキ」
従来のブレーキに比べ、接触音や空転摩耗が発生しないため長持ちするということです。ドラグレスブレーキの構造とは・・・・・?
担当の方を直撃取材すると・・・・。
「電磁石のオンオフでブレーキをかけたり切ったりします。フリーな回転盤が回っていて、それを摩擦材が挟み込むような構造になっています。
一番はブレーキの長寿命化です。摩耗して出る粉が目詰まりしたりして動作不良を起こす場合があるので、その部分を排除することは非常に有用なものだと思います」

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単体から融合へ

食品関係や医療機器分野での活躍も目指している協和精工。
会社の今後について、橋場社長にうかがいました。
「単体のブレーキという製品や部品加工というものだけでは、この先は厳しいと思うので、組み立て技術や加工技術を融合した一つのユニット、半完成品というものを提供できる会社になっていけたらと考えています」

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【取材日:2019年12月12日】

企業データ

株式会社協和精工
〒399-3101 長野県下伊那郡高森町1646-5 TEL:0265-35-8288
http://kyowaseiko.jp/