長野県飯田市
宮内産業
高いシェアと評価
飯田市の宮内産業は、革のなめしから色付け仕上げまでの一貫生産を行います。特に、本革製ランドセルの素材は、メーカーからの様々な要望に応えることで、高いシェアと評価を受けています。工場では、約20の工程を経て、本革製品の原反が出来上がります。
最初の原材料をなめす工程では、この道50年の製造課・野村忠実さんが担当しており、11尺もあるなめしの機械から皮を出してなめしの進み具合を見ます。野村さんは「大体同じものが出てくるようなかたちで、変わらないように、同じ製品になるように日々努力する。」と話していました。
革の色とつやが決まる、仕上げの工程を担当している、仕上げ課の伊藤雅実さんは、「(トップコーティングをする際、機械に)入れる物は決まっているのですが、その通りにはならないので、その都度、微調整をして合わせていくのが難しいです。メーカーさんから、様々な色の要望が次々に来るので、それを一つずつ形にしていきたいと思っています。」また、事務所担当の木下愛さんは、「皆さん優しいですし、色々な事を教えてくださるので、もっと頑張っていけたらと思います、」と話していました。
宮内産業株式会社
〒395-0821 長野県飯田市松尾新井6363 TEL:0265-22-7161
https://www.alps-calf.co.jp/