[サイプラススペシャル]400 優れた製品、独自の技術を発信 上田地域産業展2016 東信地域最大

長野県上田市

上田産業展

昭和56年から始まった東信地域最大の規模を誇る「上田地域産業展2016」が今年も10月20日から22日まで上田城址公園体育館を中心に開催され120の団体・企業の出展があり6000人の入場者で賑わいました。

取材後記

運営委員長の上田商工会議所の栁澤憲一郎会頭によれば「上田市、東御市など千曲川流域の4市4町村の産業が一堂に集結し、出展各社の製品のPRとビジネスマッチングを期待して開催している。とりわけ、明日の上田地域を担うこどもたち対象に地域の産業を知ってもらい将来は地元に帰ってきて就職することを願って"ものづくり出前授業"を開催している。またシニア世代が蓄積した知識と経験を地元で活かす就職のマッチングにも力を入れている」。

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シャインマスカット用 測色判定器

出展ブースで注目を集めたのは収穫して出荷する高級ブドウのシャインマスカット用の測色判定器でした。箱詰の際に皮の色違いがあれば売価が下がってしまうのをどう防いでいくかを目的に開発された製品です。詰める最初のブドウの色をセンサーが記憶し同じ色のブドウを認識すると光と音で知らせる仕組みでシャインマスカット用に17種類の表皮色を認識することが可能になっています。
開発したジェー・ピー・イーはこれ以外に「アンズ種抜き機」「ぶどう種抜き機」など省力化製品も展示しデモンストレーションを実施しました。

シャインマスカット用 測色判定器

坂城若手技術者異業種交流会

工業の町で知られる坂城町の異業種14の企業・団体が構成メンバーになっている「坂城若手技術者異業種交流会」。今回、金属加工と建具屋の職人が一緒になって造った「護リング」を会場で展示、販売しました。
ブースではミニフライス盤で金属を加工したり、木工を削って"おてもと"を造る作業など体験イベントも実施されました。

坂城若手技術者異業種交流会

同時開催イベント

上田地域で活躍しているスイーツの匠たち3人によるスイーツ作りの実演も会場内で開催されました。
また、未来の地域を担うこどもたちにものづくりの面白さを体験してもらう「ものづくり出前授業」も上田千曲高校の先生、生徒の協力で開催されました。

パティシエ・出前授業写真

【取材日:2016年10月21日】

企業データ

上田地域産業展運営委員会事務局
〒386-8522 長野県上田市大手1-10-22 (上田商工会議所地域振興課工業振興係) TEL:0268-22-4500
http://www.ueda-sangyoten.jp/