[サイプラススペシャル]357 思い描いた内容をデータや本にする会社 記念の冊子を一冊の小ロットからでも

長野県長野市

オルツ

オルツは1946年に創業した松澤印刷を母体に、1992年に「松栄プリプレス」として設立。2006年に現在の社名に変更したが、その命名の由来は頻繁には使われないが大切な役割を果たすパソコンのオルトキー。WEBシステムの開発やWEBデザインなどをベースに、顧客の思い描いた内容をデータに具現化して一冊からでも製本するのが最大の特徴だ。

取材後記

印刷会社の概念を変える

松澤社長 オルツを立ち上げる原動力となったのは、松澤義晃社長の「印刷業界の概念を打ち破る」という熱い想いだった。「印刷会社のほとんどが請負体質で、マーケティングが苦手。今までのノウハウを活かして、新たなビジネスや商品開発を目指しました。」という言葉の通り、制作したデータを印刷用だけでなくWEBサイトのデザインなどに活用の幅を広げた。デザインだけではなく、WEBシステム自体も開発するなど様々な領域に挑戦している。


海外との連携で業務を効率化

データ作成から印刷製本までを全て自社でおこなう印刷会社が多い中、オルツはいち早く海外に進出。膨大なデータ作成の一部工程を中国でおこなうことで、今まで出来なかった分野の仕事を質量ともに実現。「メイドインチャイナ」でありながら「ジャパニーズクオリティ」を保つ画期的なシステムを構築した。

海外との連携で業務を効率化

一冊からでも製本

インターネットの普及によってペーパーレス化が加速しているものの、データのみで保存することは消去や破損のリスクが大きい。「一冊だけでも紙の状態で残したい」という難しいニーズにも、オルツは応えている。新たに少部数の冊子に特化したプリント通販サイト「ぶっくりっく」も立ち上げ、卒園アルバムや顧客が自身で撮影した写真データを活用した写真集などの作成依頼も随時受け付けている。

一冊からでも製本

少ロットを可能にする工夫と努力

オルツの小ロット製本を可能にしているのが、松澤印刷の創業から培ってきた印刷技術。薄紙を高速で印刷する技術や小ロットに対応する製本システムなど、量産では不可能な様々な工程を備えている。入稿から製本に至るまでの工程も、顧客ニーズを最大限に尊重して「見やすく利用しやすい」内容にまとめる努力を惜しまない。

少ロットを可能にする工夫と努力

「工夫」と「元気」が溢れる会社に

オルツが大切にしているのが、全ての製品に対する「工夫」。工夫することで大抵の困難な状況は乗り越えられるという信念で、全社員が日々仕事に取り組んでいる。依頼先から「ありがとう」と言われる仕事をすることが、目標であり一番のやりがいだと話す松澤社長。若いスタッフたちが工夫と元気を注ぎ込んだデータや本を作り続けることで、更に新たなマーケットを切り拓く。

「工夫」と「元気」が溢れる会社に

【取材日:2015年12月18日】

企業データ

株式会社オルツ 〒380-0904長野市七瀬中町82-1 TEL:026-228-5581
http://www.alt-s.jp/