[サイプラススペシャル]427 「職人技」+「デジタル」で歯をつくる CADCAMや3Dプリンタなど最新技術導入

長野県飯田市

株式会社コスミック恵歯研

「最新技術で、歯、作っています!」

歯型をデータ化し、入れ歯や差し歯の設計図の作成や3Dプリンタで入れ歯の土台づくり。 YES!ものづくり。今回は最新技術で「歯」を作るコスミック恵歯研をご紹介します。

取材後記

要求される「緻密さ」と「正確さ」

飯田市のコスミック恵歯研は、中部地方でも有数の歯科技工所です。35人の歯科技工士が在籍し、入れ歯や差し歯など、緻密さと正確さを要求される仕事に取り組んでいます。

20170519_sec01.jpg

歯科技工士でもあり、現場のまとめ役である部長・今村康治さんは、歯をつくる難しさについて語ってくれました。
「患者さん、患者さん、ひとりひとり個々で歯の色、歯の形などひとつひとつ全然違うんですね。それを再現するというのがすごく難しい部分です。」
歯は人それぞれ「個性」があります。患者さんにぴったりくる歯がつくること、これがいちばん難しいと言います。

20170519_sec02.jpg

では、どうやって一つ一つ違う「歯」を早く、正確に作っていくのでしょうか?

CADCAMや3Dプリンタをいち早く導入

職人的な手作業というイメージが強い歯科技工士の仕事ですが、コスミック恵歯研の特長は、最新のデジタル技術を導入していること。コンピュータを使って歯型をデータ化し、入れ歯や差し歯の設計図を作成したり、業界に先駆け、3Dプリンタを導入し入れ歯の土台づくりに活用しています。

20170519_sec03.jpg

デジタル部で、最新技術をフル活用するチーフテクニシャン橋本拓也さんに伺いました。
「手作業だとどうしても時間が大幅にかかってしまうが、デジタルを活用すれば時間を縮める事が出来ます。誰が作っても同じレベルの製品になるようなクオリティの向上を目標にやっています。」

20170519_sec04.jpg

職人技を活かしつつ新技術を取り入れるメイドイン長野

20170519_sec09.jpg

職人的な手作業とデジタル技術の融合。さらには体に優しい新素材を使った「歯」を目指します。

代表取締役社長 畠中實さん
「従来はメタルをメインで使う入れ歯づくりをしていましたけども、これからはメタルを極力使わなくていい、ましてや体の金属アレルギーだとか、要するに体に優しい材料をできるだけ導入して、市場に提供できる形をとりたい」

入れ歯や差し歯といった古くからある医療分野に最新技術を活用し、時代のニーズにあわせたハイクオリティな「歯」づくり。メイドイン長野のものづくりのワザ、こんなところにも活かされているのですね。

yes.jpg

【取材日:2017年04月20日】

企業データ

株式会社コスミック恵歯研 〒395-0155 長野県飯田市三日市場1777-3 TEL:0265-25-0001
http://www.cosmicmegumi.jp